DEATH LETTER.
ヤニがはびこったライブハウスのステージの裏側で、僕は何度胸を奮い
立たされてきたんだろう。
小さな円陣を組んで、アイツの声に身を任せ、僕らは何度も胸をしばきあった。
最終回。
どうしたってアウトなのに、ヘッスラをかます。
それがゲームへの誠意とでもいうように。
映画みたいに終わるはずのゲーム。
終わらなかった。終われなかったゲーム。
繰り返す、繰り返す、日常を繰り返す。
繰り返す、繰り返す、ゲームセットを繰り返す。
BLUES.
これは俺とアイツとアンタの話。
Embroidery:今菜津美
text:こすげ